■仕事をサボって喫茶店でボーッとしてると、前のテーブルにワイカーなお姉たんがお座りになられた。足好きのいぬとしては、本読むフリしてふくらはぎをチラチラ覗いてたら「なによこのアキバ野郎」と不快に感じたらしく、店を出るフリしながら、もういっこ奥のテーブルへフェードアウトしていった。ぼくは実のところ慟哭したが、開き直ってチラチラ覗いていた。

■久々に健康的(ヘルス)な異空間(イクーカイカン)にトリップしたところ、懐かしい草原の薫りにお馬さんがついつい暴れてしまった。可哀想なので いさめることなく放置したけども、本番を強要するのもカッコワリしいなぁと珍しく思った。なので事故を装って「あっ」とうそぶいてみるか、と腰に手綱を当ててはみるものの、これがなかなか入らないんだから自然の摂理ってホントウにあるんだよなぁ となぜか感慨深くなる。深く、というよりむしろ不覚なんだけども。馬が入れこんでるくせに入れ込めなかった、という競馬ファン必聴の逆説的なお話でした。


以上、すべてフィクションだと信じてほしい。