2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

マクルーハン再考 3

2008年に休刊になったInterCommunicationの最終65号で、東京芸術大学の佐藤雅彦は、ある意味体系を含んだ物理的信号のことを情報だと定義し、その情報を送り手と受け手のあいだで意味を共有させる行為をコミュニケーションだと定義した。そこで佐藤との対談…

フロー型のアーキテクトを批判する

Twitterを試してみました。こちらから私のIDにアクセスできます。私の心のなかのつぶやきがそのままあらわになっているので、あまり見ないでいただきたいものです。ここで書いていることはすべてネタということで・・・(1割くらい本気が混じってますがww…

広告白書2009

日経広告研究所から『広告白書2009』が発売されました。私はインターネット関連の項目を担当しています。 2008年から現在にかけての最も大きな変動は、日本の総ページビュー数がはじめて減少したにも関わらず、逆に総利用時間が向上したことがあげられるでし…

物語論から表現論へ 4

表現論の分析と名付けながら、実際にやっているのは京都アニメーション(略称:京アニ)の太鼓持ちばかりをしているが、実際に京アニこそが表現レベルにおいて評価されるべき作品を数多く残しているから仕方がない。では開きなおって、京アニの優れたところ…

物語論から表現論へ 3

『涼宮ハルヒの憂鬱』の第二シーズンが始まった。このアニメではとんでもない実験が行われていて、呆然とした。第13話と第14話の構成と脚本を寸分足りとも同じにとどめながら、セリフ回しを少しだけ変えつつ、演出をガラリと変えることで作品を成立させてし…

物語論から表現論へ 2

アニメ『けいおん!』のオープニングをずっとずっと、永遠にループしていて、何千回見たのかわからなくなってきた。この90秒には表現で表現すべきことはなにか、そのすべてが詰まっているような気がする。もはや批評ができない状態になっているわけだ。批評…