CC論

集まる創発と群がる創出

ある論文を書き終えて、ほっと一息している。ブログをさぼってTwitterばかりやってたので、そこで貯めたメモをブログで書いていくことにしよう。それにしてもTwitterを試していて確信したのだが、私はTwitterそのものは否定しないのだが、Twitterに群がって…

マクルーハン再考 3

2008年に休刊になったInterCommunicationの最終65号で、東京芸術大学の佐藤雅彦は、ある意味体系を含んだ物理的信号のことを情報だと定義し、その情報を送り手と受け手のあいだで意味を共有させる行為をコミュニケーションだと定義した。そこで佐藤との対談…

フロー型のアーキテクトを批判する

Twitterを試してみました。こちらから私のIDにアクセスできます。私の心のなかのつぶやきがそのままあらわになっているので、あまり見ないでいただきたいものです。ここで書いていることはすべてネタということで・・・(1割くらい本気が混じってますがww…

メタフィジカルな生成力の環境

『思想地図 vol.3』におさめられた「アーキテクチャと思考の場所」というシンポジウムの再録を読んだ。このなかで建築家の磯崎新は、メタフィジカル(形而上学的)なものを いかにしてフィジカル(物理学的)に落とすかが問題だ、という主旨の発言をしている…

ソーシャルタギング4

第2回目のエントリで、タギングはカテゴリの概念と何がどう異なるのかという課題を残した。そのための手引きにしたいのは濱野智史による「ニコニコ動画の生成力」という論考である。濱野はクリエイティブのあり方を、創造力と生成力に分けている。そしてニコ…

マクルーハン再考1

明らかにマーシャル・マクルーハンの意義を振り返る人が増えている。学識者はもちろん産業人も参照している。これはなぜか。私はメディア論はそれこそマクルーハン程度しか触っていない体たらくだが、コミュニケーション論を語るうえでマクルーハンは欠かせ…

ネットスター 09年2月号

私が唯一見ているテレビ番組「ネットスター」の2月号は必見である。「ひぐらしのなく頃に」の原作者である竜騎士07がついに登場しました。この番組、BSにも関わらずNHKのホームページ全体でもアクセス数が5位なんだとか。こだわりと視座の広さといい、NHKの…

60+18×ソーシャルタギング3

近日中にWEBサイトを作り直すはずが、余暇も削がれていって時間かかってしまいそうな感じなのでとりあえずブログだけちょっとデザイン変えました。WEBサイトが変わった時にまたブログもいじることになるが、まぁいいやということで。先日アップした「集団推…

19×14+Google Museum

Google Earthで、プラド美術館に展示されてるベラスケスの作品が鑑賞できるようになった。しかも絵画は140億ピクセルの高精細なのでズームインして見れるらしい。絵画保存の専門家の間は、デジタルアーカイブやサイバーミュージアムの領域で努力を重ねてきた…

18×うごメモ

ニンテンドーDSiの「うごくメモ帳」をやってみた。誰でも簡単にアニメを描けます。コピペできるぶん、パラパラマンガよりも簡単だろう。さすが任天堂。さすがはてなですよ。この機能だけでDSiを買う価値があります。

57+17×ソーシャルタギング2

第1回目のエントリで筆者は、広告制作においてコピーライティングとプランニングの水準はタギングに移行されてゆくと記した。この変化を哲学的にいえば確定記述から固有名詞の優位性へ推移したと分析できるだろう。 どういうことか。例えばクライアントがラ…

16×XML3

WEBサイトをリニューアル中。相当シンプルなページにしているが、スクリプトはいろいろ試してるのでうまく表示されなくて鬱。トップページ用にTiltviewerというサービスを借りて、Flickrの写真を読み込んでくる記述を書いてみた。ここをクリックすると起動し…

15×XML2

XMLとJavaを使って、こんなWEBサイトを作ってみました。正月返上でした(泣)。写真の見せ方はFLASHですが、XMLで制御してるので更新や変更など管理がしやすいのです。AUTO VIEWERとSIMPLE VIEWERというサービスを下敷きにいじってます。上下左右のキーボー…

14×XML

あけました。どうも。今年は真性なる引きこもりの年です。正月明けてから、不眠不休のぶっ通しでスクリプトを記述してました。主にXML、Javaなど。もはや朝なので仕事復帰の時間です。しかしメシもろくに食ってないし出かけてないし、年賀状も見ていません。…

56+13×ソーシャルタギング

私はよく「企画や言葉、メッセージやコンセプトという概念はなくなる」と発言している。その趣意は広告業界に対してのものだが、文学論に敷衍するならば、内容は消滅して構造と文体が残るといえる、情報論であればデータベースとインターフェースの層が前景…

12+13×フォトモザイク

世話になった友人の年賀状をつくっている。なんでぼくが、と思うが世話になったから仕方ない。しかしながら写真をコラージュする作業が楽しくなってきて、自分の年賀状も久しぶりにつくってみようかなという不純な想いが走りはじめてきた。このところは朝日…

12+42×メタ広告2

うーん、いかん。mixiばっかり書いて、ブログが放置気味ではないか。mixiは公開したくないプライベートなメモ。ブログは自分の考えを表明するものとして位置付けているが、気づけばブログが高尚化していないか。とうぶんmixiは自粛したいものだ。 さてところ…

11×SFとラノベの結婚

批評家の東浩紀による文化庁批判エントリが、ものすごいブックマーク数を稼いでるみたいですね。現在、421 usersです。ちなみに私のエントリで最高は、6 usersです(泣)。私もどうも運が悪いのか、出版社の編集部であまりマトモな方にお会いしたことがない…

10×Rimo

はてながインターネットテレビ「Rimo(リィモ)」をはじめました。 http://rimo.tv/YouTubeで人気の動画を自動再生するというもの。Wiiで再生すると、Wii専用の画面になります。 なんてことのないアイデアだし、見た目もマッドムービーみたいで汚いですよ。…

9×ネットワーク外部性

GoogleがYouTubeを買収した、というニュースについて梅田望夫は下記のごとく感想をもらしている。 この買収ニュースを聞き反射神経的に感じたのは、「こんなものゼロから作れば俺たちの方がいいものが作れる」という「天才的技術者の発想」より遥かに上位の…

8×Qoogle

Googleを超える(というのはオリジナリティがあって、優秀で能力が高いという意味ではない。メタレベルが上だということです。)検索エンジンが生まれました。それがQoogle。 http://qooqle.jp/ http://video.qooqle.jp/世の中、素材や顕示欲が溢れすぎると…

7×Wikipedia

ようやくゆとり時間ができ始めてきたので、久しぶりにWikiを引っ張り出してきました。むかしは毎日、広辞苑を持ち歩いてましたが、今ではホワイトバイオ君の中にGoogleにmixi、はてな、そしてWikipedia。 こういう言葉を検索して、その違いを確かめていくの…

6+21×本当にGoogleなのか

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2387件) を見るインターネット社会ではすべてのサービスがタダになる「…

20×TSUTAYA

仕事の関係で、仕方なくツタヤの会員番号を友人から強奪したのですが(これ以上カードを持ちたくないので)、そういえば私は、P2Pを始めてからレンタルビデオやらCDってまったく借りなくなりました。ネットで落としたほうが速いし保存できるし、人と会わな…

19×Winny2

先立ったエントリでは、個人情報、知的財産、著作物をそれぞれ情報共有量のレベル分けで区別した。*1 そのひとつとして私は道徳に下支えられた法的根拠の元では、個人情報は共有すべきではない、と述べた。しかしこの道徳観念が崩壊すれば法も崩壊するはず。…

18×Winny

次の内閣総理大臣とも評され、しかも官房長官である安倍晋三が「情報漏洩を防ぐ最も確実な対策は、PCでWinnyを使わないことです」と批判したのは、様々な意味で画期的だと思う。 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/03/15/11252.htmlところ…

17×公衆無線LAN

公衆無線LANにはまってます。 これはモバイルPCとLANカードを持っていれば、無線LANでどこでもインターネットができるという優れもののサービスです。無線LAN内臓のホワイトバイオ君を持ってファミレスなりハンバーガー屋に入れば、とりあえずアクセスポイ…

16+6

情報公開することで、大変ショッキングな事件が起こり続けている。私は心情的に情報公開はやればやるほどよいと思ってるが、法的、制度的、道徳的に規制せざるを得ないのは、こういう事件がどうしても起こってしまうからだ。自由と規制は裏表のコインの関係…

15×マイクロソフト

Winny金子氏の講演会に寝坊していけず、絶望していたので新しいP2Pソフトでも開拓するか、と模索しておりまして、見つけました。マイクロソフトが買収したというFOLDERSHAREは、けっこう恐ろしいP2Pです。このソフトは否が応にも共有を強いるんですね。つま…

14×2005年マイブーム

Web2.0のレポートもままならぬくせに、総括をするのは早計ですが、取り急ぎお知らせしておきます。しかしながら私にとって2005年は紛れもなく「はてな」の年でした。どこへ行ってもはてなの話題には事欠かなかったし、なんとなしに近藤淳也社長が大好きにな…