CC論

13+19

先日、原宿で行われた広告サミット2005を聴講してきた。インタラクティブ広告に関するセッションで、木下謙一(ラナデザイン)、福田敏也(777インタラクティブ)、中村勇吾(tha ltd)というメンバーに加えてなぜかアニリール・セルカン(宇宙飛行士候補)…

12+18×串を刺す

博報堂の小沢正光という人の考え方は、最も感銘を受けた小話のひとつである。彼はクリエイターであるがクリエイティブはビジネスであり、訓練によって達成できうるものだ、と喝破したうえで、広告コンセプトはアウターだけでなくインナーにも共有されねばな…

11×情報自由論2

出版中止となった東浩紀『情報自由論』が、昨日よりウェブにて全文公開されました。今後は読者からのコメント挿入可能なWiki版、出版データそのものであるpdf版も公開していくそうです。これは地味ながら画期的なことだと思います。 http://www.hajou.org/in…

10×RSS

なめらか、ネットワーク外部性、サードパーティー、ホワイトナイト、プラットフォーム、ポストモダンの二層構造さいきん気になってるキーワードを並べてみました。どれも共通して重要なのは第三者性ですね。二項対立の解決モジュールとして有効な手立てなの…

9×のまネコ2

もはやのまネコ問題は単なる権利の奪いっこゲームではない。avexとネットコミュニティによるモナー戦争の様相を呈している(2ちゃんねらーに言わせれば聖戦なんだろうが)。そのターゲットはとうとうavexの松浦社長に向かい、2ちゃんねらーは彼を焼身殺害…

8×のまネコ

Winnyに続きWinMXのサイトも閉鎖された*1。それはまぁ予測されたことだが、P2Pソフトを削除するツールまで配られはじめたのには驚いた*2。そしてGoogleもまた、著作権侵害として出版社や報道機関から提訴されている*3。このように著作権とは徹底的に擁護され…

7×誰かのため

かつて一緒に本をつくった岩本悠くんが、新しい仲間たちと共にまた本を刊行したそうです。こうして僕らはアフガニスタンに学校をつくった。―流学日記セカンドステージ作者: 岩本悠,ゲンキ地球NET出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/09メディア: 単行…

6×利己的な貢献2

前回、私が提出した「利己的な貢献」というテーゼは、監視社会論の希望と趨勢を見通していてかなりいいな、ちょっと思考を深めてみるかと思ったところで「Googlezon」のムービーを見ました。その帰結はすでに予見されているのであった!GoogleとAmazonが合併…

5×利己的な貢献

伝播投資貨幣PICSYを提唱する鈴木健は、先日、GLOCOMフォーラムで自身のPICSYや、はてなの仕組みを「知らず知らずに社会貢献してしまうようなシステム」だと形容していた。これと繋がる話題であるが、2005年8月26日の日本経済新聞では「自己主張の世紀」と題…

4×情報自由論

東浩紀さんによる中央公論での連載『情報自由論』が、かねてより出版化の期待が寄せられていましたが、彼の意思により、出版中止の運びとなったそうです。詳しくは東氏のブログをご覧ください。 http://www.hirokiazuma.com/archives/000158.html非常に残念…

3×コモンスフィア

めでたく、コモンスフィア http://commonsphere.jp/ のサイトが開設されました。オープンソース運動の法的基盤となる「クリエイティブ・コモンズ」(以下CC)をバックボーンとして、国際大学グローバルコミュニケーションセンターがそのホスト役となってい…

2×80年代

とある寄稿論文の審査員をしている方に直接聞いたのだが、ここ数年、若手が送ってくるの論文はどれもITやネットがらみの話ばかりらしい。とはいえ団塊世代にはちょっと食傷気味にうつるテーマも、住めば都か、受賞作は軒並み情報学系の横文字をつけたタイ…

1×オープンソース

クローズドな商業ベースのOSよりも、オープンソース形式かつ 無料配布を信条とするLinuxの方が、圧倒的にバグが少なく、パフォーマンスが高いことが科学的に証明された。http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20041215301.html ビジネスマンっ…