2005-01-01から1年間の記事一覧

14×2005年マイブーム

Web2.0のレポートもままならぬくせに、総括をするのは早計ですが、取り急ぎお知らせしておきます。しかしながら私にとって2005年は紛れもなく「はてな」の年でした。どこへ行ってもはてなの話題には事欠かなかったし、なんとなしに近藤淳也社長が大好きにな…

13+19

先日、原宿で行われた広告サミット2005を聴講してきた。インタラクティブ広告に関するセッションで、木下謙一(ラナデザイン)、福田敏也(777インタラクティブ)、中村勇吾(tha ltd)というメンバーに加えてなぜかアニリール・セルカン(宇宙飛行士候補)…

2005月11月

現代思想で久々のベストセラーである、ネグリ+ハートの『帝国』も時間つくってきちんと読んどきたいですな。波状言論S改―社会学・メタゲーム・自由作者: 東浩紀,北田暁大,宮台真司,大澤真幸,鈴木謙介出版社/メーカー: 青土社発売日: 2005/11メディア: 単行…

Web5.0

あーもう、最近ぜんぜん思考してないなぁ。いやしてるんだけど、したくない思考ばっかりしてて不本意。ていうかWeb2.0ってよく耳にするけど何なんでしょうか。PICSYを主宰する鈴木健はWeb3.0、Web4.0、Web5.0まで話が加速してるから、もうワケわかめ。家に帰…

14×岬ちゃん脱衣パック

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! これはアマゾンで即買いでしょう。NHKにようこそ!(4) 【初回限定版】岬ちゃんお出かけ脱衣パック (角川コミックス・エース)作者: 大岩ケンヂ,滝本竜彦出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/11メディア: コミック クリック: 40回この商…

2×感動

「感動」というテーマが与えられた。このテーマを聞いて私は即座に、芸術や文学で感動を受けるような、人の情動はいかにして解析可能か認知心理学の問題を捉えようか想像したが、やめた。それはある種、ゲノム解読するより難しいし、自らの領域を超えてしま…

2005年10月

本は確かに読んでいませんが、その分、インターネット上でのテキストをよく読むようになりました。RSSリーダーはさながらバインダーで綴る議事録のようなものです。インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?―情報化がもたらした「リスクヘッジ社会」の行方作…

『情熱大陸』を見ていたら、「大人たばこ養成講座」で有名なイラストレーターの寄藤文平が特集されていた。現在は「死」についての著作を準備中らしく、暗澹たる様々な宗教観が、ススッと独特の明快な筆づかいで描かれていた。“illustrate”はラテン語で“光を…

12+18×串を刺す

博報堂の小沢正光という人の考え方は、最も感銘を受けた小話のひとつである。彼はクリエイターであるがクリエイティブはビジネスであり、訓練によって達成できうるものだ、と喝破したうえで、広告コンセプトはアウターだけでなくインナーにも共有されねばな…

11×情報自由論2

出版中止となった東浩紀『情報自由論』が、昨日よりウェブにて全文公開されました。今後は読者からのコメント挿入可能なWiki版、出版データそのものであるpdf版も公開していくそうです。これは地味ながら画期的なことだと思います。 http://www.hajou.org/in…

真メモ

ここ1年で私の人間性は大きく揺らいでいます。これは真だ、と気付いたことを箇条書にして心に留めておこうと思います。 あまりこだわり過ぎず、思い付いたらとりあえず相手に話す。(相手と自分が互いに持ってるイメージのギャップをなくす) できる人は何…

10×RSS

なめらか、ネットワーク外部性、サードパーティー、ホワイトナイト、プラットフォーム、ポストモダンの二層構造さいきん気になってるキーワードを並べてみました。どれも共通して重要なのは第三者性ですね。二項対立の解決モジュールとして有効な手立てなの…

13×ニュートラル

坂本真綾、木村カエラ、田中美保、広末涼子。 この4人は「萌え」を突きぬけて、究極までにニュートラルな美しさを誇っております。なぜかみんなショートカットですが、それは私個人の趣味だけでなく、ニュートラル・ビューティーの必要条件であるように思い…

9×のまネコ2

もはやのまネコ問題は単なる権利の奪いっこゲームではない。avexとネットコミュニティによるモナー戦争の様相を呈している(2ちゃんねらーに言わせれば聖戦なんだろうが)。そのターゲットはとうとうavexの松浦社長に向かい、2ちゃんねらーは彼を焼身殺害…

17×論文

コモンズ・マーケティングについて連載中でしたが、とりあえずこれまでの広告周辺の議論をまとめて学会に出したので読んでみてください。発表は来年の5月頃です。 ■コモンズとパーミッションによる両輪駆動マーケティング http://userhost-1.cmo.jp/~takuma…

2005年9月

いままでの本をひっくり返してたので、新規はこれだけ。ソーシャル・ネットワーク・マーケティング 21世紀型―『コミュニティ・マーケティング』と『顧客クラブ』作者: 山崎秀夫出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2005/06/01メディア: 単行…

6×ポピュリズム

世界はグローバルに広すぎるから自分の領域を確保し、世界を狭めないと不便だし不安で夜も眠れない、と考えたことはないだろうか。かなり大げさに表現してみたのでほとんどの人は「はぁ?」だと思うが、多かれ少なかれ私たちはリスクを増やすことでチャンス…

8×のまネコ

Winnyに続きWinMXのサイトも閉鎖された*1。それはまぁ予測されたことだが、P2Pソフトを削除するツールまで配られはじめたのには驚いた*2。そしてGoogleもまた、著作権侵害として出版社や報道機関から提訴されている*3。このように著作権とは徹底的に擁護され…

7×誰かのため

かつて一緒に本をつくった岩本悠くんが、新しい仲間たちと共にまた本を刊行したそうです。こうして僕らはアフガニスタンに学校をつくった。―流学日記セカンドステージ作者: 岩本悠,ゲンキ地球NET出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/09メディア: 単行…

5×NANA

映画『NANA』はボーカルのナナが月夜をバックに、ケータイをマイクにして歌うシーンが印象的ですが、あのナナの歌声は、遠く雪国でケータイに耳を傾けるヤスにどこまでの再現性を保持して届いてるんでしょうか。そこでぼくはふと、ある実験を思いつきました…

16×コモンズ・マーケティング

嫌われた企業をもう一度好きになってもらうためには、自社コンテンツにクリエイティブ・コモンズのライセンスを実装する必要がある。ではそれはどんなものなのか? また例え話からはじめよう。愛知万博のマスコットキャラである「モリゾー&キッコロ」の顔パ…