2005-01-01から1年間の記事一覧

6×利己的な貢献2

前回、私が提出した「利己的な貢献」というテーゼは、監視社会論の希望と趨勢を見通していてかなりいいな、ちょっと思考を深めてみるかと思ったところで「Googlezon」のムービーを見ました。その帰結はすでに予見されているのであった!GoogleとAmazonが合併…

カテゴリ変えました

カテゴリーにある「テクスト論」「SF論」「乖離・断絶」「シーモネーター」を統廃合いたしました。代わりに「★レビュー」という項目が追加しました。ここでは読書録にある本の批評を試みます。なので他のテーマとも錯綜していくでしょう。昔からやろうやろ…

×アフィリエイト

なんといいますか実はこの頃毎月、とある勉強会に参加してまして、そのみんなでアフィリエイトをやってみようってことになりました。アフィリエイトってのは「提携」という意味でして、要はブロガーと広告主が提携してモノ売りましょう、という新種のマーケ…

2005年8月

論文の参考資料として、なんか有象無象に読み漁った気がします。ビジネス書はけっこうおもしろいんだな、と勉強になりました。超・成果主義―個力を引き出し強い組織をつくる作者: 加藤昌男出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2005/06メディア: 単行本こ…

5×利己的な貢献

伝播投資貨幣PICSYを提唱する鈴木健は、先日、GLOCOMフォーラムで自身のPICSYや、はてなの仕組みを「知らず知らずに社会貢献してしまうようなシステム」だと形容していた。これと繋がる話題であるが、2005年8月26日の日本経済新聞では「自己主張の世紀」と題…

15×メセナ2

来週早々までに、この広告論のまとめを12000字程度に書き上げねばならない現実にうんざりしつつ、さらにまだ自分の結論にまったく自信が持てない。とはいえタイムリミットも迫ってきたので、そろそろ答えを決めつけねば…。 さて前回の議論では、私たちはメセ…

GLOCOM 2005

ちょっとはてなと、ミクシイで住み分けをしすぎてる嫌いがありますな。意味のあることは はてなで。意味のないことはミクシイで。するとミクシイは毎日更新になっちゃうわけです。確かに中毒性がありますな。はてな信者のぼくとしては、やっぱり好きになれな…

4×情報自由論

東浩紀さんによる中央公論での連載『情報自由論』が、かねてより出版化の期待が寄せられていましたが、彼の意思により、出版中止の運びとなったそうです。詳しくは東氏のブログをご覧ください。 http://www.hirokiazuma.com/archives/000158.html非常に残念…

14×メセナ

私たちはいま、どうすれば私たちが広告を好きになれるのだろうか、という課題に取り組んでいる。前回の議論では、消費者は企業の営利的なメッセージ=純粋広告にはうんざりしきっている。ならば企業色を去勢してしまえば、すなわち広告を好きになるのではな…

13×広告は嫌われる

これまで問題があまりに学術的に陥りすぎたかもしれない。問題の本質をシンプルに捉えなおすことで、絡み合った糸がほぐれていくような気がする。そもそも私たちが答えなければならないのは「なぜ広告はこれほどまでに忌み嫌われてしまったのか?」という問…

11×総選挙

911総選挙に向けて、「はてな総選挙」がはじまりました。 http://senkyo.i.hatena.ne.jp/これは各政党の議席数を予測する株式シミュレーションゲームですね。株とおなじように人気のある政党ほど時価総額が高くなり、9月11日に発表される議席数に応じて、配…

12×規律から管理へ3

息抜き的に記してしまうが、正直情けないことに、なかなか思考を深める時間がない。いや、むしろちょっとしたスランプだと強がってみよう。まだまだ規律から管理へ、というアイデアで止まっている。とりあえずこれまでの議論をまとめておくが、ではどうすれ…

LOFTプラスワン

数年ぶりにLOFTプラスワンにやってきました。やっぱいいですね、アングラ。きょうは菊間アナの落下シーンとか、極めて制作費ゼロじゃないかの地方CMとか、ガ○ャピンの中身とか(!)、いろいろB級映像をみながら、このまま笑い死ぬんじゃないか、とアゴが…

2005年7月

7月の新規はこんな感じ。他にも昔読んだのを反芻してましたが、どれも法規制とかライトノベルばかりでした。趣味が偏ってるなぁ。著作権とは何か―文化と創造のゆくえ (集英社新書)作者: 福井健策出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/05メディア: 新書購入:…

10×ロングテール

週刊東洋経済 7/30号の特集『ブログ資本主義』*1はすべてのブロガー必読の良書である。ちなみに表紙のモデルは、はてなの近藤淳也社長。 そのなかでなかなか興味深かったのが、ロングテール理論というもの。右上はアマゾン・ドットコムにおけるロングテール…

4×2005年の旅3

愛知万博より。人大杉で何も見れず…。写真はさとうりさ作の『player alien』からです。彼女は時代の空気をつかむのがホント上手だなぁ。見ただけで何をいわんとするか想像が膨らみます。というわけで万博はパビリオンに入るだけじゃなく、会場を歩いてるだけ…

3×2005年の旅2

で、ここがあの養老の滝 本店です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こんなギャグやるために、なんでこんな歩かなあかんのや。

2×2005年の旅1

岐阜県の「養老天命反転地」にきました。実は名古屋から1時間半くらいで行けるのです。ここは国際的に最も知名度の高い日本の現代芸術家である荒川修作と、詩人マドリン・ギンズによるパプリックアートで、10年前に建設されたものです。意図的に足場を悪く…

1×はじめに

アートに関するカテゴリーをつくってみました。本当はぼくは人生のなかでアートについて一番考える時間を割いたはずなのに、なぜこれまで語ることを避け続けてきたのでしょう。それはアートに対して、ひどく真摯な気持ちでいるし、恐れがあるからのように思…

3×コモンスフィア

めでたく、コモンスフィア http://commonsphere.jp/ のサイトが開設されました。オープンソース運動の法的基盤となる「クリエイティブ・コモンズ」(以下CC)をバックボーンとして、国際大学グローバルコミュニケーションセンターがそのホスト役となってい…