13×ニュートラル

坂本真綾、木村カエラ、田中美保、広末涼子。
この４人は「萌え」を突きぬけて、究極までにニュートラルな美しさを誇っております。なぜかみんなショートカットですが、それは私個人の趣味だけでなく、ニュートラル・ビューティーの必要条件であるように思います。

つまり私が考える「萌え」とは、どのギアにも変化加速できるニュートラルだってことなんですね。しかしいぬ君、ちょっと待て。オタクたちはメガネ萌え、メイド萌え、エヴァ萌え、さくらたん萌えetc好き勝手なこと逝ってるし、まるで統一された基準がないじゃないか。どこがニュートラルなんだ、と諸兄はお想いでしょう。

ですが、こう捉えてみてはどうでしょう。その基準がないことそのものが基準だと考えるべきなんですよ。確かにオタクはそれぞれのこだわりに拘泥しており、コミュニティが乱立しています。だからこそ幅広く「萌え」を希求するならば、できる限りそのニーズに答えてあげられる度量の深さと広さが女の子には求められるのです。

例えばコスプレ文化は日本特有のものでしょう。コスプレが似合うのは決まって特徴のない顔立ちの子です。そしてオタクはそんな女子に「萌え」を感じ、思い思いの情景を彼女たちに投影してゆきます。萌えな女の子はプラットフォームなんです。僕たちはだまってこっそり、その土壌に穴を掘って苗木を埋めてみたいだけなんですな。

そんなこんなで、みんなこの映画を観にいきましょう。メイドをカスタムできるんですよw

CUSTOM MADE 10.30 ~Angel Works ~(見習い編)~ [DVD]