11×SFとラノベの結婚

批評家の東浩紀による文化庁批判エントリが、ものすごいブックマーク数を稼いでるみたいですね。現在、421 usersです。ちなみに私のエントリで最高は、6 usersです(泣)。私もどうも運が悪いのか、出版社の編集部であまりマトモな方にお会いしたことがないな…。
http://www.hirokiazuma.com/archives/000307.html

ところでアズマンといえば、最近の『BSマンガ夜話』で『時をかける少女』を特集したとき、筒井康隆ゲーム的リアリズムを連呼して賞賛していたらしい。確かに『ゲーム的リアリズムの誕生』は大変な傑作で、この批評家の圧倒的な力量に魅せつけられました。
尊敬する筒井氏と東氏が仲良く共同戦線を張ってくれてる姿は、なんともうれしいものです。最近、『群像』でも対談したみたいですね。筒井氏が、谷川流涼宮ハルヒの消失』や、桜坂洋All You Need Is Kill』を評価しておるらしく、かなり驚きです。筒井氏と東氏が手を組むことによって、SFとライトノベルの境界が融解し(というよりライトノベルの可能性が拡張し)、新しい文学のカタチが見え始めてきています。

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)