11×SFとラノベの結婚
批評家の東浩紀による文化庁批判エントリが、ものすごいブックマーク数を稼いでるみたいですね。現在、421 usersです。ちなみに私のエントリで最高は、6 usersです(泣)。私もどうも運が悪いのか、出版社の編集部であまりマトモな方にお会いしたことがないな…。
http://www.hirokiazuma.com/archives/000307.html
ところでアズマンといえば、最近の『BSマンガ夜話』で『時をかける少女』を特集したとき、筒井康隆がゲーム的リアリズムを連呼して賞賛していたらしい。確かに『ゲーム的リアリズムの誕生』は大変な傑作で、この批評家の圧倒的な力量に魅せつけられました。
尊敬する筒井氏と東氏が仲良く共同戦線を張ってくれてる姿は、なんともうれしいものです。最近、『群像』でも対談したみたいですね。筒井氏が、谷川流『涼宮ハルヒの消失』や、桜坂洋『All You Need Is Kill』を評価しておるらしく、かなり驚きです。筒井氏と東氏が手を組むことによって、SFとライトノベルの境界が融解し(というよりライトノベルの可能性が拡張し)、新しい文学のカタチが見え始めてきています。
ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/16
- メディア: 新書
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- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/07
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All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 桜坂洋,安倍吉俊
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/12/18
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