広告白書2009

日経広告研究所から『広告白書2009』が発売されました。私はインターネット関連の項目を担当しています。
2008年から現在にかけての最も大きな変動は、日本の総ページビュー数がはじめて減少したにも関わらず、逆に総利用時間が向上したことがあげられるでしょう。これはYouTubeニコニコ動画の躍進や、FLASHを中心としたリッチな表現を用いたサイトが広まったことが主な原因だと考えられます。
これまでのWEBサイトはページビューで評価をする傾向がありましたが、ページビュー数はアクセス解析ツールによって判定基準がバラバラで、各社が発表している数字はそれぞれ独自の解析を行っており、テレビにおけるビデオリサーチのような第三者機関が存在していないのが現状です。実際にGoogleが分析して発表した数字と、各社のプレスリリースを元にした統計を比べてみると、かなり開きがありました。これからはいかにしてこのサイトにユーザーの時間を費やすことができたかを示す、総利用時間でサイトを評価する動きが出てくるでしょう。その観点に立って注目すべき動きを、動画共有サイトを中心にしてピックアップしています。ぜひお手にとってご覧下さい。

広告白書〈2009〉

広告白書〈2009〉