1×ティーザー

どうにもこうにも 目にする機会が増えた気がする。元祖っつーか流行らせたのはアサヒ本生。すこし前だと三菱自動車のCOLTかな。最近だとヘアケア商材でこの手のものが溢れてきた。女って単純なのよね。

おそらく、ひたすらゴリ押しだけだと訴求ポイントが濁りに濁りまくることに気付いたきた広告主の要請が、ここでようやく表面化してきたのではないか。とはいえ保守メーカーがいきなりブランディングに乗り出すわけでもない。即効で出すのか。ひたすらガマンか。で気持ちがヤジロベーにゆれる広告主たちに対し「ティーザー広告で期待感を高めさせ、商品からまずブランド化させまっしょい。かつ売上も即伸びまっせ。いかがでっしゃろ。」とベラベラかたる広告代理店の巧みな話術が目に浮かぶようだ。


しかし、いまのユーザーは90年代的(秋葉原的モデル)な行動指針を持っている。上記のようなやり方はまだまだ80年代的(広告代理店的モデル)で先導的だ。とある高名な文章では、誰かさんがVAIOのマーケティング戦略は高感度なんたらだとか、リゾームだとか語っていた。あれほどトップダウンCMをたれ流してる商材が本当にそう言えるのだろうか?

ティーザー広告にしても所詮マスが大前提である。マスは五反田の隅っこでやってて頂きたい。90〜00年代でもっとも効果のある広告は、広告をしないことにあった(PR含む)。それは「広告の幽霊化」と呼ばれている。思いついたらまたメモります。


参考
http://www.wunderman-d.com/words/marketing/pt000567.html