5×くさくさ

まわりの人たちが、会社をやめていく。毎月、多いときは毎週のように送別会ばかりに出ていて、なんか悲しくなってきて、きょうは行くことさえ突然やめてしまった(つまりドタキャン)。なんでこんな、むなしい気持ちになるんだろう。新天地でもがんばってほしい、という気持ちはもちろんある。これは私自身がなんか、焦っているからなんだろう。別に仕事をやめたいってわけじゃなく、むしろ楽しい。でもなんか、むなしい。彼らはどんな風景が見えるようになるんだろう、という憧れの気持ちが強くて、たぶん嫉妬してるんだと思う。

今年からマーケティングの部署で仕事をしているが、ものすごく視界が開けてしまった。自分がいかに井の中の蛙だったのか知ってしまった(蛙らしく鍛えられてたけど)。でも私が好きになるのは、だいたい職人さんである。仕事をすると感じるのは、彼らの考え方はすごく思考の強度があると思うし、意外にニュートラリティもあったりする。なにより軸が通ってるから「判断」ができる。私はこれまで自分が職人肌だと思ってたけど、嗜好は分裂症的である。

リクナビNEXTのCMで「○○くん、転職するんだって。おめでとう」「ありがとうございます」「ばかやろう」「………」「おめでとう」ってやり取りがあるが、すごく肌感覚を捉えていると思う。時代精神を感じる女優としてよく例にあげるのは篠原涼子だが、彼女の話をすると意思共有がしやすい。なんだろう、このくさくさした気持ちは。。。