仕事論

2015年の仕事たち

ずっとひきこもりでしたが、最近ようやく世にではじめたので メモがてら2015年の仕事をまとめておきます。ようやく美術の仕事がすこしずつできるようになってきたのがとてもうれしいことでした。 2015年3月 【東京都現代美術館】ガブリエル・オロスコ展 公式…

2014年の抱負

2014年になった。32歳になった。電通に転職しておよそ3年たった。社会人になって10年たった。これまでのぼくは実務と理論の融合、実学から発生したプラグマティックな研究、といったことを標榜し、自身のポジショニングを長らく考えてきた。しかし30代となっ…

プロセスにこそ企画は宿る

広告はアイデアとデザインの時代から、ストーリーとテクノロジーやクラフトワークの時代へと変わったと主張する人がいる。この主張に異論はない。エビデンスを持った人こそ強者になるべきだと思う。賛成である。ただここでひとつ抜け落ちている観点がある。…

VAIO Xを買う人へ

ある人から「VAIO X と iPadのどちらを買うか迷っている」という質問をうけた。この2つに魅力を感じて、どちらを買うか、あるいはどちらも買うか迷ってる人はけっこう多い気がするが、ググってみてもその比較をした記事があまりないようだ。そこでどちらも…

2009の結果

ぼくは1月1日のエントリで、2009年は引きこもりつつプラグマティックに生きたいと言った。その目標はまるで達成されていないと言ってよい。引きこもるどころか頻繁に出かけてあらゆる人と対話したり、プラグマティックというより単に現実的であり、作業労働…

11×人を評価する

幾つかの広告会社では人事評価に目標達成システムが採用されている。自分で目標を立てて、その目標の達成率は100%を上回ったか下回ったかで通信簿が出される。しかし、とある会社ではコンセプトとシステムに整合性が取れておらず、蓋然性の疑わしい中身にな…

10×2009の目標

2009年は引きこもりつつ、プラグマティックに生きたいと思う。四字熟語で抱負を述べよと言われれば、ヴィトゲンシュタインをパクった「論理論考」か、本があれば刑務所でも一生過ごせると発言した「筒井康隆」となるだろう。社内では「筒井康隆」と答えた。…

9×メール

なんで人はメール返さないんだろうな。 ひょっとしてぼくが悪いんじゃないか、と深い自己嫌悪に陥る。 メールが帰ってこないと、転職したくなる。 なぜなら優秀な人は、必ずメールを返すからだ。 ぼくがメールの返信をしない場合、そこには悪意があるからだ…

8×プロジェクト管理

最近イラついてばかりです。こういう仕事のやり方って、当たり前ですよね。。。 やるべきことを受理したら、すぐにメモ帳か掌に書く。 後でパソコンに全部打ち込んで、タスクのプライオリティを階層分けしながら整理する。 そのノートパッドをデスクトップの…

7×深夜の一人討論

論でも何でもなく、ただの愚痴ですけど。日曜の深夜から会社にきて、翌日までしこしこ作業しまくってる私ってどうよ。もう趣味で考えないとやってられませんな。ビジネス用の書類にスケールフリー・ネットワークとかアフォーダンスとか、科哲用語使いまくり…

6×スピード品質

P&Gが資生堂「TSUBAKI」を超える広告予算(50億円以上)をかけて、超一大キャンペーンを仕掛けているという噂が流れてます。これはそのひとつでしょうか。 http://www.paratri.jp/# 8/1に真相を解明するらしいのですが、たぶん新発売するなんかのシャンプ…

5×くさくさ

まわりの人たちが、会社をやめていく。毎月、多いときは毎週のように送別会ばかりに出ていて、なんか悲しくなってきて、きょうは行くことさえ突然やめてしまった(つまりドタキャン)。なんでこんな、むなしい気持ちになるんだろう。新天地でもがんばってほ…

4×感性判断

優秀な人と、そうでない人の最大の違いは、判断ができるのかどうか。そしてそれを即座にできるのか、ということに尽きると考えます。判断をいつまでも保留してるのは最悪です。返事をしないまま、風化するまでほっとく奴には何もいうことはありません。ちな…

3×ダブルバインド

私は政治も嫌いだが、それ以上に仕事が大嫌いである。*1 というより、私のなかで政治と仕事はほとんど同じ性質のものなのだ。 ではなぜ仕事が嫌いなのか。そして仕事とはなにか。「ダブルバインド(二重拘束)」の一言で言い当てられるだろう。これは言語学…

2×効率

前回、私は仕事という概念にまったく興味がない、といった。しかし学ぶべきことは数多くある。その最大の成果は、効率を考えるようになったことだろうか。職人芸と違ってビジネスでは、複数の案件を同時平行させねばならない。それも些事を細かに。私たちは…

×人間の条件2

私はいまの仕事に、まったく興味がありません。というよりむしろ、仕事とは一体なんであるのかわからなくなってきました。なぜ仕事をしなければならないのか。GWも東浩紀の会もなおざりにされ、憤っているだけでなく、長年務めてみてその概念への強い違和感…