2009の結果

ぼくは1月1日のエントリで、2009年は引きこもりつつプラグマティックに生きたいと言った。その目標はまるで達成されていないと言ってよい。引きこもるどころか頻繁に出かけてあらゆる人と対話したり、プラグマティックというより単に現実的であり、作業労働に従事しているだけだった。あの目標はぼくが広告代理店の大人気雇われマーケとして所属している以上、無理があった(だから2009年はかなり冷静な気持ちで会社を辞めたくなっていた)。雇われサラリーマンとして生きる以上、あまりに無謀なことを言うのはやめて、地に足をつきながら、その立場から立てられる目標をつくらなければならない。

とりあえず2009年の目標がどれだけ達成できたか、振り返ってみよう。

  1. 抽象的思考から実証的論考を行う。 → 新しいメソッドができつつある。
  2. 10000字以上の広告論文を2本書く。 → 1本は書いた。
  3. 1本はインターネットと広告に関するテーマにする。 → まぁそういう論調で書いた。2010年5月には発表します。
  4. 1本は情報理論と広告社会学が交差するテーマにする。 → なんでこんなん掲げたんだろう……考えてなかった。
  5. XMLJavaなどのスクリプトを記述するトレーニングをする。 → 仕事でHTMLとCSSはバリバリ描いたw
  6. WEBサイトをWeb2.0の構造でリニューアルする。 Dreamweaverを立ち上げたのは1回のみ。
  7. mixiは書かずにブログを書く。 mixiは書かない代わりにTwitterに沈泥しましたw


とにかく論文を書かないと話にならないな。ぼくのフラストレーションのすべては、本を読んでないことと論文を書いてないことに起因している。2010年こそは読む。そして書こう。満足に書けなかったら会社は辞めさせてもらおう。ぼくにいま決定的に足りないのは、未来への覚悟だ。柄谷やヴィトゲンシュタイン的にいえば「暗黙の跳躍」だ。