美術に投資

超忙しい合い間をくぐりぬけて、「アートフェア東京」「101東京コンテンポラリーアートフェア」の展示会に行ってきました。展示即売会だとかギャラリーフェアみたいなもので、ほとんどすべての作品に値札がついてます。株やらFXやるより、美術に投資したほうがよっぽどいいので、歩きながらなにか買ってみようかちょっと本気で考えてました。
そんな時に偶然、大学の同級生で、ニューヨークでギャラリストをやってる友人に会いました。最近、オンラインギャラリーのビジネスを起業したんだそうです。世間話をしていると、ついついクチがすべって「100万くらいなら買ってもいい」「美術白痴のぼくでも少しは理解できるポップアートがいい」とほざいてしまうと、後日、松山智一という作家を紹介されました。松山さんのサイトはこちら。そのぼくの友人がほぼ独占的にマネジメントをしてるそうで、ナイキ、リーバイスとコラボレーションしたり、チェルシーのjoshua liner galleryで個展したり、2009年9月にはボストン美術館会田誠青島千穂などが参加するグループショーに抜擢されている有望株なんだそうです。
絵をひとつ、○○万円でどうだとメールが来たので(いちおう伏せたほうがいいのか?)、ちょっと本気で考えてしまいました。しかしだな、うーん。。。ぼくはコレクターでも投資家でもないからね。買いたい気持ちはあるけどロクに保管できないし・・・困った困った。ちょっと値上がりしたら転売しちゃいそうだし。でもコレクターに売るのもコネクションいるから面倒くさそうだし。やっぱ理屈うんぬんより、自分が好きだと感じたら買うし、感じなかったら買わないなと思った。理屈で考えたら買っちゃうんだけど。なんとなくスポンサーの気持ちがわかった気がしました。
しかしみんな、学芸員・批評家・ギャラリスト・エデュケーターとか、何気にまさに正道を歩んでるな。ぼくは商業主義の世界にどっぷり浸かってしまっており、大学時代はつねに美術批判をしてたけど(ぼくのバカ)、脳内で3週嫌い嫌い嫌いと回って、今では美術のことが・・・大大大大大好きになっているんです。土日は美術を観ることにしよう。癒されるし。